教職課程の概要

教育実習について

実習校の決定について

 本学では、「教育実習Ⅰ」「教育実習Ⅱ」に関して、慶應義塾の中学校・高等学校で行う教育実習を便宜上「塾内実習」と呼び、それ以外の学校で行う教育実習を「塾外実習」と呼んでいます。それぞれの場合において、実習校は次のようにして決めます。

塾外実習

 まず、実習を行う本人が適当な中学校あるいは高等学校と交渉して、実習実施前年度のうちに口頭で内諾を得ます(ただし、いかなる事情があろうとも、慶應義塾の中学校・高等学校と交渉してはなりません)。実習受入の内諾が得られたら、教育実習予備申告書に必要事項を記入して教職課程センターへ提出してください。その後に、大学から正式な書面による依頼状を交付します。

 実習校が公立の中学校・高等学校の場合は、当該教育委員会の定める受入条件を充足する必要があります。実習校から内諾を得るにあたっては、そのあたりの事情をよく確認するようにしてください。

 東京都内の公立の中学校・高等学校での実習を希望する方は、大学から一括して東京都教育委員会に申込みを行います。手続きの詳細については、「教育実習ガイダンス資料」(教職課程登録後に配布)に説明してあります。ところによっては内諾を出さず、教育委員会を通して申込むようにとの返答にとどめている学校もあります。そのような場合には、先方に対してしっかりと実習希望の意思表示をすることが重要です。

塾内実習

 塾内実習を行えるのは、慶應義塾の中学校・高等学校を卒業した方、もしくは、教職課程センターの学習指導に相談して許可を受けた方です。塾内実習を行う方は、教育実習予備申告書に必要事項を記入して、実習実施前年度の所定期間内に教職課程センターへ提出してください。実習校と実習時期は教職課程センターが決定して掲示でお知らせします。通知された実習校や実習時期を学生の都合で変更することはできません。また、実習校や実習時期の決定に関して、慶應義塾の中学校・高等学校と交渉を行うことは一切禁じられています。